シングルタスクが多いライターの仕事。
発達障害でライターに向いている人は、少なくないはずです。
ただ、発達障害のある・無しを問わず、未経験からライターに転職するのは、簡単ではありません。
さらに、発達障害の人が転職を繰り返さないためには、職場の理解が欠かせませんよね。
未経験でもokで、発達障害に理解があるライターの求人は、なかなか出会えないものです。
ですから、発達障害で未経験の人がライターになるには、長期戦を覚悟しましょう。
ただ、未経験でもスキルを学んで実績を積めば、ライターになるチャンスはありますよ。
この記事では、発達障害の人がライターになる方法や、スキルや実績を手に入れる方法を解説。
ライターの仕事に興味がある発達障害の人は、この記事が参考になるはずです。
発達障害の人がライターに転職するには
調べものが苦でないなら、発達障害でもWebライターに転職するチャンスはありますよ。
発達障害者がライターに転職するなら、次の転職エージェントを活用しましょう。
- クリエイティブ求人に強い転職エージェント
- 障害者雇用に特化した転職エージェント
一口に転職エージェントと言っても、それぞれ強みの違いや特色があります。
発達障害の人がライターになるには、転職エージェントを併用するのがおススメです。
発達障害者のライター転職で大切なこと
転職する時に何より大切にしたい条件は、職場が発達障害を理解してくれること。
発達障害者がWebライターに転職するなら、障害者枠の方が仕事が長続きするはずです。
とは言え、障害者雇用でクリエイティブ職は、ごく少数で東京都内が中心。
一方、クリエイティブ求人の専門サイトは、給料や勤務地などの条件を選べますよね。
同じエージェントでも、クリエイティブ求人専門と障害者求人専門では、それぞれ強みが違います。
それぞれの違いとメリット・デメリットを、下の表にまとめてみました。
クリエイティブ求人の専門サイト | 障害者求人の専門サイト | |
求人の数 |
◎多い
|
△ごくわずか
|
スタッフ | 発達障害の理解:△ 業界知識:◎
|
発達障害の理解:◎ 業界知識:△
|
働きやすさ | △当たり外れがある
|
◎働きやすい職場が多い
|
発達障害でもライターに転職したい人は、障害者求人とクリエイティブ職専門求人を併用して仕事を探しましょう。
クリエイティブ専門エージェントを利用する時も、担当者には発達障害のことを相談したほうがいいですよ。
発達障害の困りごとは、就職した後で問題が表面化します。
転職を繰り返さないためには、発達障害を隠さない方が、就職してから困りません。
ライター転職に強いのは専門エージェント
ハローワークや一般的な求人サイトでは、Webライターの募集はごくわずか。
Webライターの求人は、クリエイティブ転職の専門エージェントに集まる傾向がありますね。
クリエイティブワークの募集が多い転職エージェントで、代表的なものを紹介します。
マスメディアン
広告制作のバイブルとしても有名な、「宣伝会議」が運営する転職エージェント。
広告関連の業界とは、「宣伝会議」で培ったパイプがあります。
Webライターを始めとした、クリエイティブ系の転職に特化したエージェントですね。
ちなみに「宣伝会議」は、クオリティの高いキャッチコピーなどが多数紹介されています。
Webライターにとっても、参考になる情報が豊富なんです。
「宣伝会議」は、昔から広告業界では有名な雑誌です。
私もライターの参考文献として、ちょいちょい目を通していますよ。
↓詳しい情報は、こちらから見られます。
マイナビジョブスタッフ
大手転職エージェント「マイナビ」と同系列の派遣会社。
新聞社が母体のエージェントなので、クリエイティブ系の業界知識が豊富なのが最大の強み。
派遣や紹介予定派遣が中心ですが、クリエイティブ系の求人は充実しています。
実は、マイナビジョブスタッフは、印刷会社で働いていた時に利用したことがあるんです。
私の担当者は、大手のエージェントらしい、きちんとした対応の方でしたよ。
↓求人についてい詳しく知りたい人は、こちらをクリックしてください。
発達障害に理解があるライター求人を探すには
発達障害の理解を求めるなら、障害者雇用に特化した転職エージェントの方が安心です。
ただ、障害者雇用専門の転職エージェントは、幅広い職種を扱っているので、担当者がライターの仕事をどこまで理解しているかは未知数。
障害者求人専門の転職エージェントは、クリエイティブ系の求人が少ないのが玉にキズですね。
その代わり、発達障害に合わせた色々なサポートが用意されているメリットもあるので、就活で利用しない手はありません。
発達障害に理解がある転職エージェントでメジャーなのは、次の2社です。
dudaチャレンジ
DUDAが運営する障害者雇用専用の大手転職エージェント。
大手転職エージェントが母体なので、求人の数や種類の多さが強みです。
また、大手企業の募集も多く、正社員や正社員登用ありの募集が中心。
クリエイティブ系の求人は限られますが、発達障害を理解してくれる企業の求人が多いのは魅力です。
↓dudaチャレンジの詳しい情報は、こちらから見られます。
atGP
障害者のサポートに定評があるゼネラルパートナーズが運営する転職エージェント。
発達障害を理解してもらえる半面、クリエイティブ系の求人は限られます。
ただ、障害者支援のノウハウがあるので、発達障害に合わせたサポートは充実しています。
求人内容は、良くも悪くもdudaチャレンジと似ていますね。
大企業の求人が多いので、職種にこだわらなければ、発達障害でも安定して働ける職場を探せます。
↓atGPのことを詳しく知りたい人は。
ライター未経験なら転職は長期戦を覚悟
発達障害に配慮してもらえるライターの障害者求人は、激レアなので狭き門。
さらに、専門エージェントの求人でも、採用は経験者の方が圧倒的に有利です。
発達障害のある・なし関係なく、未経験でも応募できるライター求人は少ないですね。
発達障害の人が未経験からWebライターになるには、長期戦を覚悟してください。
未経験の発達障害者がWebライターになるには?
発達障害のあるなしに関わらず、ライターの募集では、これまで書いた記事を見られます。
ライター未経験の人は、まずはスキルを身につけて、実績を作ることから始めましょう。
発達障害で未経験の人がライターになるには、次の方法があります。
- web・ITスキルが身につく就労移行支援を利用
- 在宅ワークでwebライターを始める
web・ITスキルが身につく就労移行支援
障害者転職の大手atGPとデジタルハリウッドのコラボから生れたカリキュラム。
受講は首都圏か関西に限られますが、発達障害の人に向いてる仕事のスキルが身に付きます。
発達障害の特性に合わせたカリキュラムで、webクリエイターのスキルが学べるのは画期的ですよね。
ライターというよりwebデザイナーよりの内容ですが、webサイトの企画~公開までをトータルで学べるカリキュラム。
ライティングだけでなくデザインのスキルもあれば、仕事の幅が広がります。
ライターに専念したい人向きではありませんが、絵を描くことやモノを作りが好きな人はハマるプログラムでしょう。
↓気になる人は、こちらをチェックしてみて下さい。
Webスキルを身につけ、働き方に自由を【atGPジョブトレIT・Web】
在宅ワークでwebライターを始める
未経験の人が短い期間でライターのスキルを学ぶのに、講座の受講は効果的です。
ただ、webクリエイターやライターの講座を受けるには、受講料がかかります。
中には、最初に高い受講料を払う講座もありますね。
始めてみて合わなかったら、お金がもったいないですよね。
発達障害と言えども、ライターに向いているかどうかは個人差があります。
ライターを始めてみて、やっぱり自分には合わないという人もいるはずです。
ライターに向いているか不安な人は、まずは副業で始めてみるのがおススメですよ。
そこで、家にいながらライターになれるのが、クラウドソーシングと言われる仕事のマッチングサイト。
ライターの実績を作るには、始めは安くてもスキルアップにつながりそうな仕事を選んで、少しずつ実績を積み上げるのがコツですね。
与えられた仕事を丁寧にこなしていけば、ライター講座で学ぶようなスキルが身についていきます。
時給だと思えば安いですが、受講料だと思えばコスパは悪くありませんよ
根気は要りますが、ライターの実績が積みあがれば、単価もそれに合わせて上がっていきます。
ライターの求人に応募しても、未経験で不採用になった人は、副業で実績を積んでチャンスを待ちましょう。
副業である程度実績を積んでから、ライターの求人に再応募してみるのもいいですね。
ただ、在宅ワークには怪しい詐欺もあります。
↓真に受けやすい発達障害の人が詐欺に遭わないための注意点をまとめた、こちらの記事も読んでみて下さい。
【体験談あり】在宅ワークは怪しい?詐欺の手口と発達障害に向いてる仕事の探し方
ライターの副業を探すには
Webライターの募集がある副業のマッチングサイトで代表的なものは
TVCMで話題のココナラ
クラウドソーシング・在宅ワークなら【Craudia(クラウディア)】
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
副業するなら【WorkAny】
などがあります。
Webライターの募集を探すなら、利用者の多いサイトの方が条件にあう仕事を見つけやすいはずです。
利用するサイトを決めたら、始めは1つのサイトに絞る方がいいですよ。
複数のサイトで分散して仕事を受けると、ライターの実績も分散してしまいます。
まとめ
ライターに限らず、発達障害の人が転職を成功させるには、障害を隠さないことが肝心。
たとえ就職できても、発達障害に理解がない職場では、居づらくなって辞めてしまうこともありますよね。
発達障害の人が転職を繰り返さないためには、職場の理解が欠かせません。
ただ、発達障害に理解がある障害者枠は、ライターの求人が少ないのはネックですよね。
そこで、発達障害の人がライターになるには、クリエイティブ系に強い転職エージェントと、発達障害に理解がある転職エージェントを併用するのがおススメ。
ライターの募集は、未経験OKの求人・障害者枠の求人どちらも少ないので、複数のエージェントに登録して、チャンスを増やすのが転職のコツですね。
どの転職エージェントを使うにしても、担当者に発達障害のことを正直に打ち明けましょう。
発達障害を隠して応募すれば、ライターに転職した後で困りごとが出てきますよ。
未経験からライターになるには
発達障害のある・無し関係なく、未経験からライターになるのは、簡単ではありません。
逆に言えば、発達障害に関係なくチャンスもあります。
ですから、ライターになることをあきらめないで下さい。
- webサイト制作やライティング講座でスキルを学ぶ
- まずは副業でライターを始めてみる
などの方法で、ライターのスキルアップや実績作りは可能。
ライターの実績を積み上げて、転職のチャンスを待ちましょう。
私も40代後半の未経験から、在宅ワークでWebライターを始めました。
利用者の多いクラウドワークスを利用して、今もWebライターの修行中ですよ。
不器用な発達障害者ですから、最初は超低単価でしたが、だんだん単価は上がりつつありますね。
↓在宅ワークが発達障害に向いているかどうか気になる人は、コチラの記事が参考になります。
【実体験あり】発達障害は在宅ワークに向いている?注意点と私なりの工夫を解説
また、在宅ワークの中には、募集を装った詐欺も多いんです。
真に受けやすい発達障害の私も、在宅ワーク詐欺に引っかかりそうになった経験が…。
↓在宅ワーク詐欺の手口と見分け方を解説した、コチラの記事も読んでみて下さい。
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